ブラッシングテクニック |
歯科の二大疾患といわれているムシ歯や歯周疾患の原因となる細菌をなくす(少なくする)為には、ハミガキはかなり効果があります。
多くの方は、毎日ハミガキをしていると思いますが、適切な方法で行っている方は少ないと思われます。
きちんとハブラシがあたっていなくてムシ歯や歯周疾患になっていたり、磨きすぎて歯が磨耗していたり、歯茎が減ってきたりしている方がまま見られます。以下にハミガキ(ブラッシング)の方法を簡単に紹介しますので参考にしてください。
1)ブラッシングの方法
(1)ハブラシの毛先を使う方法
(プラークの除去に良い)
(2)ハブラシの腹を使う方法
(歯茎のマッサージに良い)
代表的なものだけでもこれだけありますし、効果はあるが動かし方が難しすぎて一般的ではない方法や今は使われなくなった方法など数えればきりがありません。
2)ハブラシの持ち方
(1)掌握法
しっかりと握る事ができるので、ハブラシの動きが安定して、また圧をかけ易い
(2)執筆法
毛先を細かく動かす事ができ、ついかけすぎてしまう圧をコントロールしやすい
3)ハミガキの順序
ハミガキの始点、終点については決まりはありませんが磨き残しの場所をなくすには順序を決めたほうが良いでしょう。一般的に磨きやすいところから磨いていく傾向がありますから、まずは、どこが苦手な部分か、またどこが磨き残す部分かを確認しておく必要があります。
4)ハミガキにかける時間
ハミガキにかける時間についても決まりはありませんが、きちんと磨くのであれば5〜10分は必要なはずです。一時期3.3.3方式(一日3回、食後3分以内、3分間磨く)が言われていましたが、隅々までハミガキをするには、3分間では足りません。
5)ブラシ圧
ハブラシの毛先の圧(ブラシ圧)により清掃効果に影響が出ます。また、歯磨き粉を多量に付けて磨きすぎれば歯の磨耗が起こりますし、歯茎に対しても傷をつけたり歯肉の退宿を起こしたりします。ブラシ圧はハブラシの毛の硬さ、ハミガキの方法、磨く場所にもよりますが、 一般的には300gが適当なブラシ圧とされています。
6)代表的なハブラシの方法